ブラインドとポジション ─ 席で何が変わる?
ポーカーでは「どの席にすわっているか」で有利・不利が変わるよ。ブラインドのしくみ、席の名前、あとから動ける席が有利な理由を、6人卓を例に説明するね。
ポーカーの初心者がつい見落としがちなのが、自分がどの席にいるかという情報だよ。同じ手札でも、すわっている場所によって、参加していいかどうかが変わる。ここでは、ブラインドのしくみと席(ポジション)の考え方をまとめてみよう。
ブラインドは「参加料」
テキサスホールデムでは、毎回2人が、カードを見る前に決まった額のチップを出すよ。ディーラーボタンの左どなりがスモールブラインド(SB)、その左がビッグブラインド(BB)。ゆるポカの卓では SB が50、BB が100だよ。
もしブラインドがなかったら、みんな強い手が来るまでずっとおりていればいいことになる。でも、まん中が空っぽだと、勝ってももらえるものがない。ブラインドがあるから、毎回少しずつポットができて、「取りにいく価値」が生まれるんだ。ボタンは1ハンドごとに左へ動くので、ブラインドの負担も全員に公平にまわってくるよ。
席の名前
6人の卓だと、席にはこんな名前がついているよ(プリフロップで先に動く順)。
- UTG(アンダー・ザ・ガン):BBの左どなり。プリフロップで最初に動く
- HJ(ハイジャック):UTGの左
- CO(カットオフ):ボタンの右どなり
- BTN(ボタン):ディーラーボタンの席
- SB(スモールブラインド):ボタンの左どなり
- BB(ビッグブラインド):SBの左どなり
名前は今すぐおぼえなくても大丈夫。大事なのは「ボタンに近いほど、あとから動ける」ということだよ。
なぜ「あとから動ける」と有利なの?
フロップから先は、ボタンの左どなりから順に動く。つまりボタンの人は、毎回いちばん最後に行動できるんだ。最後に動ける人は、ほかの全員が何をしたかを見てから決められる。
- 相手がチェックしたら「弱いのかも」と考えて、ベットしてポットを取りにいける
- 相手が大きくベットしたら、手が弱ければ安心しておりられる
- 自分の手が強いときは、相手のベットを待ってからレイズできる
先に動く人は、この情報がないまま決めないといけない。この差が積み重なると、トータルのチップに大きな違いが出るよ。これをポジションの有利とよぶんだ。
席によって参加する手を変えよう
ポジションの考え方は、プリフロップの判断にそのままつながるよ。
早い席(UTG・HJ)
あとにまだ何人も残っている。その中に強い手の人がいるかもしれないし、フロップ以降もずっと先に動かないといけない。だから、強い手にしぼって参加しよう。
おそい席(CO・BTN)
あとに残っている人が少ないので、強い手とぶつかる可能性が低い。しかもフロップ以降は有利な順番で戦える。だから、少しひろめに参加してもだいじょうぶ。
ブラインドの席(SB・BB)
すでにチップを出しているので、少し安く参加できる。ただし、フロップ以降は先に動く不利な席なので、「安いから」と何でも参加するのは注意だよ。
同じ 9・6 のような手でも、早い席なら見送り、ボタンなら参加を考える、というように、席で手札のあつかいが変わるのがポーカーのおもしろいところだね。
残っている相手との関係で考える
フロップから先で大事なのは、卓の席の名前よりも、まだ残っている相手より あとに動けるかどうかだよ。たとえば CO にすわっていても、ボタンの人が残っていれば、その人には先に動かれてしまう。逆に BB でも、残っている相手が SB だけなら、フロップ以降は SB が先に動くので、あなたがあとから動けるんだ。
ハンドの途中では「いま残っているのはだれで、だれが最後に動くのか」を見るくせをつけよう。
まとめ
- ブラインドは毎回2人が払う参加料。ボタンと一緒に左へまわる
- フロップ以降はボタンが最後に動ける、いちばん有利な席
- 早い席では強い手だけ、おそい席では少しひろめに
最初の2まいのえらび方は「最初に参加していい手札の考えかた」でくわしく説明しているよ。対戦中にコーチが「ポジション有利」と言ったら、この話のことだね。