最初に参加していい手札の考えかた
配られた2まいで「参加する?おりる?」を決めるのが、ポーカーの最初の作戦。強い手の見分け方、AKsやATo のような書き方、席と人数で広さを変えるコツを説明するよ。
ポーカーで一番たくさん判断するのは、じつは最初の2まいを見たときだよ。ここで参加する手をしぼれるかどうかで、チップの増え方が大きく変わる。強い人ほど、たくさんの手を見送っているんだ。ここでは、どんな2まいなら参加していいのかを考えてみよう。
ぜんぶの手で戦わなくていい
テキサスホールデムで配られる2まいの組み合わせは、マークまで区別すると1,326通りもある。そのうち、本当に強い手はほんのひとにぎりだよ。たとえば A・A が来る確率は約221回に1回。どんなペアでも、来るのは約17回に1回なんだ。
つまり、ほとんどのハンドは「見送り」が正解になる。おりるのは負けではなくて、チップを守る立派な作戦だよ。
手札の短い書き方
ポーカーでは、最初の2まいを数字と英字で短く書くことが多いよ。
- AA・KK のように同じ数字が2つ → ペア
- AKs の「s」→ 同じマーク(スーテッド)
- ATo の「o」→ マーク違い(オフスート)
- T は10のこと
たとえば「ATs」は「Aと10の同じマーク」、「AKo」は「AとKのマーク違い」。ペアには s も o もつけないよ。
強い手の見分け方:3つのポイント
1. 大きいか
A・K・Q・J・10 のような大きいカードは、ペアになったときに強く、キッカーでも負けにくい。大きいカードが2まいそろっている手は、それだけで価値があるよ。
2. ペアか
最初からペアなら、もうワンペアができている。とくに AA・KK・QQ は最強クラスで、どの席からでも参加していい手だよ。小さいペア(22〜66など)は、場にもう1まい来てスリーカードになったときに大きく勝てる手だね。
3. そろっているか・つながっているか
同じマーク(s)だとフラッシュの可能性が、数字が近いとストレートの可能性が少し増える。ただし、これは「おまけ」程度。マークがそろっていても、小さくてバラバラなら弱い手だよ。
迷ったときの目安
はじめのうちは、こう考えるとわかりやすいよ。
- どこからでも参加していい:AA・KK・QQ・JJ・AKs・AKo
- わりと参加していい:TT・99・AQ・AJs・KQs
- おそい席なら考える:小さいペア、ATs・KJs・QJs・JTs などの同じマークの絵札・10
- 見送る:7・2 や 8・3 のように、小さくてバラバラな手
これは出発点で、絶対のルールではないよ。慣れてきたら、席や相手に合わせて少しずつ広げたり、せまくしたりしよう。
席と「このあと何人いるか」
同じ手札でも、すわっている席で参加していいかどうかが変わる。ポイントは、このあと決める人が何人いるかだよ。
- このあとに何人も残っている(早い席):その中に強い手がいるかもしれないので、手をしぼる
- このあとが少ない(ボタンに近い席):強い手とぶつかりにくいので、少し広げられる
席の考え方は「ブラインドとポジション」でくわしく説明しているよ。
169マスの表
ポーカーの本や練習ツールでは、手札の強さを13×13=169マスの表で表すことがあるよ。ななめの列がペア、片側が同じマーク(s)、もう片側がマーク違い(o)。表によっては、マスの色で「何人の卓までなら参加しやすいか」の目安を示しているものもあるんだ。人数が少ない卓ほど参加していい手は広がり、人数が多い卓ほどせまくなる。表を見るときは、いま何人で遊んでいるかもいっしょに思いだしてね。
最初から色を暗記する必要はないよ。対戦中にコーチの判断を見て、あとから表で「なぜそうなのか」を確かめる、という使い方がおすすめ。
まとめ
- ほとんどのハンドは見送りでいい
- 「大きいか」「ペアか」「そろっているか」で強さを見る
- 早い席はしぼる、おそい席は少し広げる
キッカーで負けやすい手の話は「同じ役どうしは どう決まる?」に書いたよ。